写真というものは、時間ととても関係の深いものだなぁ、と思います。
写真は、時間を止めて写します。
写った写真は止まっているけれど、その中で記憶は動き続けます。
時が経って見返すと、普段は忘れているその時の記憶が動き出すのです。
年月が経つほどに熟成されて、それを見たときに気持ちがふわっと動くような写真が残せたらいいな。
数年間の家族の軌跡だったり、それこそ生まれた時から撮らせていただいている子など、時間を重ねて写してきた写真を見返すと、なんとも言えない愛おしいような切ないような気持ちが込み上げます。
その時間にタイムスリップするような、俯瞰して眺めているような、不思議な気持ちになるのです。




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